- 年下男性とお見合いが成立しない
- おじさんは恋愛・結婚対象には見れない
- 話の合う同年代以下の男性と結婚したい
婚活を始める前にまず考えるべきなのが、相手へ希望する条件。条件設定を誤ると婚活はほぼ失敗します。
自分で自覚しないまま高望みになってしまい、お見合いすら組めない状態が続きます。次第に婚活がイヤになって結婚相談所を退会していく人は多いのです。
この記事では、婚活の条件設定の基本から年下男性と狙うときのコツまで紹介しています。
この記事を参考に条件を決めると、お見合い成立率を全体平均の2〜3倍まで引き上げることも可能です。
大事なことは、最低条件を決めること。また同世代女性が狙わない男性(ブルーオーシャン)を視野に入れること。
それだけで高望み状態を避け、妥協にもならない相手を見つけることができます。
- 35歳のときに6歳年下の夫と結婚
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「願望」で婚活すると高望みになる
せっかく結婚相談所に入会したんだから、ステキな人と出会って結婚したいと考えている人は多いはず。
「同年代くらいで、年収500万円以上あればいいな」
「将来有望で、さわやかな年下クンがいい」
こんな願望を持っている人もいるでしょう。
しかし「願望」で婚活をすると意図せず高望みになってしまい、婚活難民まっしぐら。あなたの願望に当てはまる男性は競争率が高く、お見合いすらできません。
高望みとは、若いライバルがたくさんいる男性ばかり狙うこと
高望みというと「年収1,000万円以上、MARCH以上、身長175cm以上」などのエリート男性ばかりを望むことだと認識しがちですが、そうではありません。高望みかどうかの判断基準のバーはもっと低いところにあります。
高望みとは、「自分よりも若いライバルがたくさんいる男性ばかり狙うこと」をいいます。
希望条件の男性をターゲットにしたときに、ライバルになる女性はどんな年齢層か、どれくらいの人数がいるのかを予想します。ライバルに自分よりも若い女性がたくさんいる場合、あなたは圧倒的に不利な状態。
婚活では女性は年齢を重視されるため、年齢が上というだけであなたは足切りに合ってしまいます。
例えば、35歳女性が37歳男性(年収500万円)にお見合いを申し込むとします。
「自分のほうが年下だからいけるだろう」と思うかもしれませんが、年収500万円の37歳男性には、30代前半女性からの申し込みが殺到するのです。
この場合ライバルは30代前半女性となり、35歳女性は相対的に年齢が上なので不利です。
若いライバルがたくさんいる男性ばかり狙うのは、結婚できる見込みが少ない「高望み」状態になってしまいます。
結婚相談所では複数交際が基本。
常にライバルと比較されているということを忘れずに。
「願望」で婚活する人は結婚できない
結婚相談所に入会する人のほとんどが「こんな人と結婚したい」という願望を持ち、希望の条件を提示します。
しかし希望条件に当てはまる男性とは会えないことが多いです。なぜならほとんどの婚活女性の願望が同じで、競争率が高すぎるから。
- 年収500万円以上
- 大卒
- 会社員または公務員
だいたいの女性が上記のような条件を出すため、この条件に該当する男性に人気が集中します。倍率はなんと7〜8倍です。
根拠データはこちら
大手結婚相談所連盟IBJの会員データを使って説明します。
会員数
IBJの会員数は約8万人で、男女比はおよそ男性45:女性55です。
男性は約36,000人、女性は約44,000人が活動しています。
収入
男性の収入は、約30%が500〜699万円です。
学歴
男性の学歴は、約70%が大学卒・大学院卒です。
職業
男性の職業は、約75%が会社員・公務員です。
よって年収500〜699万円、大卒以上、会社員または公務員という条件を兼ね備えている男性は、
36,000人×30%(年収)×70%(学歴)×75%(職業)=約5,600人
となります。
男性5,600人を、女性44,000人で取り合うということに。倍率は7〜8倍です。
さらに身長170cm以上、年齢差5歳以内、地域、生理的にムリじゃない、などの条件を加えるとさらに倍率が上がります。
競争率が高いところへ申し込んでいるので、意図せず高望みになってしまうのです。
そのことをわかっていない女性は希望条件で申し込み続け、断られ続けて自尊心が削り取られていきます。
自尊心が低くなった女性が取る行動は決まっています。
「わたしなんて価値がないんだ」とヤケクソになり、どんなに条件の低い男性ともお見合いするようになります。
10歳以上年上の恋愛対象に見れないおじさん、条件がまったく合わない男性、生理的に受け付けない男性…
会いたくもない人と無理やり会いますが、気持ちがまったくついていかず婚活がどんどん嫌になります。結局いい人に出会えることなく、結婚相談所を退会していきます。
「普通の条件を希望しているだけ」と思うかもしれませんが、結婚相談所では普通の男性がいちばんモテて競争率が高いのです。
下の記事では、婚活女性がイメージする「普通の男性」が実は全然普通じゃないことを統計データを使って解説しているので参考にしてみてください。
高望みにならない条件設定の基本
婚活のキモは条件設定です。自分に見合った条件設定ができれば、婚活難民になるのを避けられます。競争率の高い男性ばかりに申し込む高望み婚活になったり、ヤケクソで条件の合わない男性とばかり会ったりするのはイヤですよね。
両極端のしんどい婚活をするのではなく、ちょうど中間を行くことが結婚への近道です。
まずは条件設定の基本を抑えましょう。
- 最低条件を決める
- 「男性の年収÷100万」の法則
最低条件を決める
まずは、男性に求める最低限の条件を決めます。
最低限の条件とは「結婚してあげてもいいかな」という条件。会える人を増やすための作業なので上から目線でOKです。
希望条件ではなく「最低条件」であることがポイント。ここで決めた最低条件が婚活の軸となります。
以下の項目でそれぞれ決めていきましょう。
- 年齢
-
どんなにイケメンでもこの年齢以上はムリ
- 年収
-
どんなにイケメンでもこの年収以下はムリ
- 地域の範囲
-
引っ越してもいい範囲
- 学歴
-
どんなにステキで知的な人でもこの学歴はムリ
- 婚歴
-
どんなにステキでも婚歴ありはムリ
- 身長
-
どんなにイケメンで高収入でもこの身長以下はムリ
結婚相談所で婚活を始めるとき、最低条件ではなく希望条件を決める人がほとんどです。しかしそれでは婚活がうまくいきません。
ほとんどの婚活女性が同じような条件を希望しており、その条件を満たした男性に人気が集中するからです。人気男性とお見合いを成立させるのは、20代でさえかなり難しいです。
最低条件を決めておけばいたずらに高望みをすることもありません。
条件の合わない男性と会って婚活に疲弊することも避けられます。最低条件を下回る男性とは会わなければいいだけですから。
「結婚してあげてもいいかな」という最低限の条件なので、「妥協」にもなりません。
希望条件の男性にお見合いを申し込んではいけないというわけではありません。ただし希望条件での申し込みは全体の1〜2割程度に抑えましょう。
30人に申し込むとしたら、24〜27人は最低条件をクリアした男性、3〜6人は希望条件の男性という具合です。
婚活を楽しむために、「会えればラッキー」くらいの感覚で希望条件の男性にもトライしてみて。
「男性の年収÷100万」の法則
年収と年齢の最低条件を考えるときに抑えておきたいのが「男性の年収÷100万」の法則です。
この法則で出てきた数字以上年上の男性をターゲットにすると、お見合いが成立しやすくなります。
例
年収600万円以上の男性を希望する場合
600万÷100万=6
つまり6歳以上年上の男性を狙うと、お見合いが成立する可能性が高い。
お見合いの成立率は意外と低く、30代前半女性で9.1%、30代後半女性では7.4%しかありません。
結婚相談所での出会いはお見合いしかないので、まずはお見合いを成立させないと婚活が始まりません。成立率をなるべく上げる戦略が必要なのです。
下記女性を題材に具体例を見ていきましょう。
- 35歳女性
- 年収条件 500万円以上
500万÷100万=5。つまり5歳以上年上の男性とならお見合いが成立しやすい。
7歳年上の男性へ申し込み
35歳女性が7歳年上の42歳男性(年収500万円)へ申し込む例を挙げてみます。
42歳で年収500万円の男性には30代後半〜アラフォー女性からの申し込みが多いです。
ライバルと比べると35歳女性は相対的に若くなるため有利です。
男性からしても7歳も年下の女性から申し込まれるのはうれしいので、お見合いの成立率が高くなります。
「男性の年収÷100万」以上年上の男性に申し込むと、成立率を20〜30%にまで上げることも可能です。
婚活では、男性の年収と女性の年齢は交換原理が働くからです。年収と若さの等価交換というわけです。
2歳年上の男性への申し込み
35歳女性が、2歳年上の37歳男性(年収500万円)に申し込むとします。
37歳で年収500万円の男性には30代前半女性からの申し込みがたくさん来ます。
ルックスがそこそこいい男性であれば、20代からだって申し込みが来るのです。
35歳の女性よりも出産可能性の高いアラサー女性を選ぶのは必然。結婚相談所で婚活する男性はほぼ子どもを持つことを希望しているからです。
「年収500万円以上で歳の差5歳まで」という条件で婚活している女性は多いのですが、これはかなり難しい条件の婚活と言えます。
「男性の年収÷100」以内の年齢の男性ばかりに申し込んでいると、お見合いの成立率が1〜5%ということも十分あり得ます。
だいたいの結婚相談所は、1か月のお見合い申し込み件数の上限が20〜30件です。
お見合い成立率が1〜5%のゾーンに申し込んでいては、3か月申し込み続けてやっと1〜2人会えるかどうかというところ。もしくは1人も会えないということも起こり得ます。
これでは婚活がうまくいくわけがありません。
年収を求めるなら年齢の上限を上げる、年の差婚がイヤなら希望年収を下げる。
これが条件設定のセオリーです。
年下男性を狙うときの条件の決め方
結婚相談所で年下男性をターゲットにする場合の条件設定の方法を解説していきます。
年下男性と結婚するためにはできる限りお見合いを成立させて、たくさんの男性に会っていかなければなりません。お見合いが成立したり交際に発展したりするような、現実的な条件設定をすることが大事。
以下の3つを抑えておきましょう。
- 結婚相談所で年下男性狙いは厳しい
- ブルーオーシャンを狙う
- 年収300万円台なら年下男性もいける
結婚相談所で年下男性狙いは厳しい
まずは結婚相談所での婚活において、年下男性を狙うのはかなり厳しいと思っておいてください。
結婚相談所の会員は、安定的な結婚生活を手に入れるためにお金を払って婚活をしている人たち。お金を払ってでも条件のいい人と結婚したいと思っている人たちなのです。
つまり条件ありきの非常に保守的な場所です。そのため女性は年齢、男性は年収が重要視されます。
33歳以上の女性が、同年代以下で好条件の男性と成婚するのはほぼムリと言ってもいいほど。
好条件の男性には、6〜7歳年下女性からもお見合い申し込みがたくさん来ます。あえて同年代女性や年上女性に会おうとする男性はいません。
結婚相談所では、条件の等価交換が成り立つ人同士でないとお見合いが成立しません。
あなたが目を見張るほどの美人でなければ、好条件の年下狙いは難しいでしょう。
それでもミドサー以上の女性は年下男性を希望する人も多いです。
年下男性にとってあなたは「不利な条件」の女性だということを自覚しないといけません。不利をリカバリーする魅力的なプロフィールを書く必要があります。
年下男性も狙えるプロフィール戦略については下記の記事に書きました。
ブルーオーシャンを狙う
年下男性と結婚するためには、同世代や年下女性が狙わない男性=ブルーオーシャンも視野に入れましょう。
平均以上の年収・大卒・そこそこイケメンの男性は、あなたよりも年下の女性がたくさん狙っています。ライバルが多くて強いレッドオーシャンです。
ライバルが強く勝てる可能性が少ないところよりも、少しでもライバルが少ないゾーンをターゲットにするべき。
例えば以下のような条件の男性は、婚活女性から人気がなく狙い目です。
- 年収400万円以下の男性
-
年収が低い男性は結婚相談所ではまったく人気がない。
そのため年上女性からの申し込みでも受けてくれる可能性が高い。 - 全国転勤ありの男性
-
転勤族の男性は婚活女性から超不人気。
しかし大企業勤務で年収が高いことが多いので、あなたが全国どこでも働けるような職種(看護師や歯科衛生士など)であれば狙い目。「転勤先についてきてくれるなら専業主婦でもよい」と考えている男性も多いため、仕事を辞めたい女性にもオススメ。
- 自営業・個人事業主の男性
-
婚活女性は安定した結婚生活を求めているので、自営業を避ける傾向がある。
ただし節税対策で年収をあえて低くしていることも多く、同じ年収のサラリーマンよりも生活レベルは高い。 - 大卒以外の男性
-
30代男性の大学進学率は約50%なので、非大卒の男性も約半数はいる。
男性の半分をターゲットから外してしまうのはもったいない。 - 婚歴ありの男性
-
30代前半までの女性は同年代のバツイチ男性を嫌う(親が反対することも)。
しかし一度結婚生活を経験しているので、結婚の本質をわかっている。見た目や年齢ではなく、内面を重視する傾向が高い。 - プロフィール写真が雑な男性
-
スマホで撮影したような写真を載せている男性は、結婚への本気度が低いとみなされて嫌煙されがち。
しかしそれはカウンセラーがきちんと指導していないだけの可能性が高い。会ってみたらとてもいい人だったというケースもあるので狙い目。
これらに1つでも当てはまる男性は婚活女性から人気がありません。婚活女性は「オール4」の男性を求めており、1つでも「2」がある男性を選ばないのです。
なぜなら結婚相談所の女性会員は、安定した結婚生活を求める傾向が特に強いからです。安定的で安心感のある結婚生活を希望し、何なら平均よりちょっと上の暮らしがしたい、という思いを持っています。
そのため1つでも不安材料のある男性は、婚活女性から選ばれにくく穴場ということになります。
ブルーオーシャンの男性は婚活市場での条件が劣るというだけで、人間性とは何の相関関係もありません。
ひとつの条件が悪いだけでステキな男性を切り捨ててしまうのは、とてももったいない。
- 転勤族なら、結婚したら専業主婦になれるかも
- 高卒だけど、年収が500万円以上あるならいいや
- 婚歴はあるけど、子どもがいないならいいや
などと柔軟に考えてみましょう。
年収300万円台なら年下男性もいける
年収300万円台の男性に対しては「男性の年収÷100」の法則はムシしてOK。
年収300万円台の男性なら年下だとしてもお見合いが成立する可能性があります。
30代前半までの婚活女性は、男性への条件として年収500万円以上、最低でも400万円以上を希望しています。
そのため年収300万円台の男性は検索結果に表れることはなく、ユーレイ状態になっています。同世代女性からのお見合い申し込みはほぼない状態なので、年上女性からの申し込みでも受けてくれる可能性が高いです。
「年収の低い男性と会うなんて結婚相談所に入った意味がない」と思う女性もいるでしょう。
しかし忘れてはいけないのは将来性です。日本では年功序列の企業が多いため、年齢とともに年収が上がっていく傾向があります。
「5年後か10年後に年収450〜500万円になってればいいや」と考えられるなら、年収300万円台の年下男性もアリでしょう。
「年収300万円台の男性なんて、生活が不安で結婚できない!」と思ったあなたは、年下男性と結婚するのは難しいです。
年下男性と結婚できるのは、経済面でも精神面でも自立した大人の女性のみです。
いい人に出会えないときは、1つだけ条件を緩めてみる
最低条件をクリアしている人とお見合いを続けても、なかなかいい人と出会えないことがあります。
そんなときは条件に緩急をつけてみましょう。1つの条件を厳しくする代わりに、1つの条件を緩めるという方法です。
例えば「ときめく男性がなかなかいないから、イケメンを探そう」と思ったとき。
ルックスを重視する代わりに、他の条件を1つだけ緩めます。
- 下限の年収を50万円下げる
- 上限の年齢を1〜2歳上げる
- 地域を少しだけ広げる
など
1つずつ条件を緩めて検索してみてください。ほとんど条件を変えていないのに、ひょこっとステキな人が検索結果に現れたりします。
一度に条件を緩めてしまうと最低条件を決めた意味がないので、少しずつ試すのがコツです。
妥協してまで結婚したくない?
この記事をここまで読んだあなたはこんなふうに思っているかもしれません。
「妥協して結婚するなんてイヤ!」
「好条件の男性と結婚したくて結婚相談所に入ったのに」
「条件の悪い男性と結婚するなんて、わざわざ高い入会金を払って結婚相談所に入った意味がない」
そう思う気持ちはよ〜〜くわかります!
ですが、結婚相談所は最初に条件ありきで相手を選んでいく厳しい世界なんです。
あなたが男性の条件を見るように、あなたの条件も男性から見られているということを自覚する必要があります。
お見合いを申し込んでも、条件の等価交換が成立する相手にしか受けてもらえません。
例えば、25歳女性(無職)と40歳男性(年収1,500万円)は、若さとお金という等価交換が成立します。
35歳女性(超美人)と30歳男性(面食い)もルックスと若さの等価交換が成り立ちますね。
男性に対して条件を求めるなら、自分は相手に何を与えてあげられるのかを考えなくてはいけません。
まとめ 年下狙いの婚活は条件の決め方がキモ!
年下男性狙いの条件設定の方法について最後にまとめます。
まずは高望みがどんな状態かを抑えてください。
高望みとは「自分よりも若いライバルが大勢いる男性ばかり狙うこと」。
あなたが気に入る男性は、あなたよりも若いライバル女性がたくさん狙っているので太刀打ちできません。よって同世代や年下女性が狙わないゾーンの男性をターゲットにするという戦略が必要です。
- 最低条件を決める
- ブルーオーシャンを狙う
- いい人に会えないときは1つだけ条件を緩める
この方法で条件設定をすると、ムダに高望みしてお見合いがまったく成立しないということを防げます。また条件を妥協しすぎて会いたくもない男性と会うという事態も避けられます。
両極端な婚活をするのではなく、ちょうど中間あたりを狙う戦略です。だから結婚相手として現実的な条件の男性と出会えます。
年下男性をターゲットにする場合は、自分が相手にとって「不利な条件」であることを自覚すること。
その分をリカバリーするための魅力的なプロフィールを作り、「会ってみたい」と思わせる必要があります。
条件の等価交換が成立しないとお見合いができないのが結婚相談所。下記の記事を参考に、あなたのプロフィールが魅力的に仕上がっているかをチェックしてみてください。