- 結婚相談所に入るなんて、モテない人みたいで恥ずかしい
- 自力で結婚できない人がお金を払って結婚させてもらう場所でしょ?
- アラフォーになっても結婚できなかったら結婚相談所に入ればいいよね
婚活中の人は、結婚相談所をどうしても結婚できなかったときの「最後の砦」だと考えている人が多いです。
しかし結婚相談所は「最後の砦」として取っておくにはあまりにもシビアな世界。最終手段として入会するころには、もう結婚相談所でも結婚できない状態に陥ってしまっているのです。
この記事では、結婚相談所は最後の砦ではなく、最初に検討すべき手段である理由を解説していきます。
この記事を読めば、楽観視することなく婚活の現実を知ることができ、いたずらに年齢を重ねることがなくなります。
結婚相談所は、あらゆる婚活手段の中でもっとも条件が重視されるシビアな場所。
女性は年齢を重ねるほど「条件が悪い人」になるため、男性から選ばれにくくなります。結婚相談所を最終手段のように考えているとどんどん歳を取り、不利な状況に追いやられます。
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結婚相談所が最後の砦にならないウラ事情
結婚相談所は、婚活を始めようと思ったときに最初に検討するべき婚活手段です。なぜなら結婚相談所は「最後の砦」としては弱すぎるから。
婚活の最終手段になり得ないどころか、早ければ早いほど結婚相談所では有利です。
その理由は下記の3つ。
- 年齢が重視される
- スペック至上主義
- 実際の成婚率は低い
年齢が重視される
結婚相談所は、女性の年齢に対して非常にシビア。なぜなら相談所の男性会員のほとんどが年下女性を希望しているからです。
男性が女性へお見合いを申し込む際の平均年齢差は、なんと7歳年下。
平均ですよ、平均。10歳以上年下に申し込む人もザラにいます。
婚活界隈では「30代の美人より20代の普通顔」という格言もあるほどです。
そもそも結婚相談所に入れば同年代男性と結婚できると考えてはいけません。
例えばアラフォー女性はアラフォー男性と、ミドサー女性はミドサー男性とマッチングすれば年齢的に釣り合いがとれるじゃないかと思いますよね。
しかしアラフォー男性はアラフォー女性を結婚相手に選びません。アラフォー男性は子供がほしくて相談所に入会しており、35歳以下の女性をターゲットにしているのです。
アラフォー女性に申し込んでくるのはアラフィフ以上の男性です。
ミドサー男性に関しても、同年代ではなく年下の28〜32歳あたりの女性を狙っています。
お見合い相手を検索するとき、プロフィール写真がサムネイルでずらっと並びます。あなたと20代女性の写真が同じ画面に並んでいるのを想像してみてください。
20代のほうが肌もパンっと張りがあり髪もツヤツヤ、はつらつとしているのが画面からでもわかります。
30代、40代になるほど重力に逆らえず、肌も脂肪も下がってきます。20代と並んでしまうとその差は歴然。
検索画面ではどうしても若くてキレイな女性に目が奪われてしまうものです。
だから年齢を重ねるほど、結婚相談所では婚活が不利になってしまうのです。
スペック至上主義
結婚相談所はあらゆる婚活手段の中で、もっともスペックが重視される場所です。
女性はもちろん年齢がいちばん重要視されるのですが、それだけではありません。結婚するのにふさわしい女性か、いっしょに生活ができそうかという視点で他の女性と比較されます。
- ルックス
- 正社員か
- 自立しているか(一人暮らしか)
- 家庭的か(料理が作れるか)
- 共働きできるか
- 金銭感覚がおかしくないか
- 家族構成
結婚相談所に入会するためには10万円以上の初期費用と1万円以上の月会費がかかります。マッチングアプリや婚活パーティーよりもかなり高額です。
人は払うお金が高ければ高いほど、その金額に見合った成果を期待するものですよね。あえて条件の悪い人を選ぼうとする人はいません。
払うお金が大きいからこそ、スペックの低い人は淘汰されてしまいます…
女性は若ければ、多少不利な条件でも許容される傾向が高いです。不利な条件とは以下のようなものを指します。
- 太っている
- 不美人
- 非正規雇用
- 実家暮らし
- 専業主婦希望
- 気が利かない
28歳の女性だったら、このような条件でも「まだ若いからしょうがないか」と多目に見てもらえます。
一方で同じ条件の40歳女性だったらどうでしょうか。こんな低スペックのアラフォー女性と結婚したいと思う人は相当少ないでしょう。
年齢を重ねれば重ねるほど「これくらいはできて当たり前、人間として成熟していて当然」と内面の完成度を求められてしまいます。
結婚相談所はスペックに自信がない人ほど、1歳でも若いうちに入るべきです。低スペックのアラフォー女性がさらっと結婚できるほど、結婚相談所での婚活は甘くありません。
50歳以上の男性であれば、アラフォー女性は相対的に「若い」ので、悪い条件でも受け入れてくれるかもしれません。
でも50歳以上の男性と結婚したくはないでしょう?
実際の成婚率は低い
経済産業省の調査によると、結婚相談所の成婚率の平均は女性11.8%、男性8.7%。
「最後の砦」と思っていた結婚相談所に入会しても、実際に成婚できるのは10人に1人しかいないのです。こんなに低い成婚率で、最後の砦として機能するわけがありません。
何度も言いますが、結婚相談所は、1歳でも若いうちに条件のいい人と結婚するために、まず初めに検討するべき婚活手段です。
結婚相談所のホームページを見ると「成婚率60%」「1年以内の成婚率70%」などと書かれていることが多いですが、この数字に騙されてはいけません。
さまざまな計算式を使い、成婚率が高くなるように見せかけているだけです。
成婚率のからくりについて知りたい人は、下記の記事も見てみてください。
成婚率が低い原因は男女の希望のミスマッチにあります。希望条件がお互いにぴったり合い、かつ「この人となら結婚できそう」と思える人と出会うのはなかなか難しいもの。
下記の記事では、結婚相談所でもなかなか成婚に行きつかない厳しい現実について解説しました。
30歳を過ぎたらマッチングアプリは時間のムダ
出会いの手段として主流になりつつあるマッチングアプリ。しかし30歳を過ぎたら、マッチングアプリを使って婚活をしていては時間をドブに捨てているようなものです。
その根拠を説明していきます。
- 遊び目的の男性が多い
- プロフィールにウソが多い
- 結婚願望がわからない
遊び目的の男性が多い
マッチングアプリには、そもそも婚活目的ではなく遊び目的の男性も混ざっています。
- 既婚者
- 彼女持ち
- ヤリモク
- 勧誘目的
そういう人たちに限ってコミュ力が高く、ルックスもよく、女性の扱いに慣れています。女性はどうしてもそういう人に惹かれてしまいますよね。
しかしどんなに好きになってもその人たちは結婚してくれません。そんな人と出会ってメンタルを消耗するのは時間と労力のムダ使いです。
結婚相談所は「独身証明書」を提出するので既婚者は入会できません。
さらに費用が高いので、彼女持ちやヤリモク、ビジネスの勧誘目的の人は一切おらず、安心して婚活ができます。
プロフィールにウソが多い
マッチングアプリをやっていて、「やたら早慶出身の男性が多いな」「年収が高い男性がこんなにいるんだ」と思うことはありませんか?
実はマッチングアプリの会員プロフィールは半分以上がウソという調査結果が出ています。
Yahoo!ニュースによると、30代男性はマッチングアプリで年収を平均300万円以上もサバ読みしているそうです。
年収が300万円も違えばかなり生活水準が変わってしまいますが…
こんなにウソが横行しているマッチングアプリで、安心して結婚相手を探せるわけがありません。
結婚相談所は入会時に各種証明書の提出が必須。ウソはつけないしくみになっています。
- 独身証明書
- 本人確認書類
- 現住所証明書
- 卒業証明書
- 資格証明書
- 源泉徴収票、収入証明書
その他にも職業、身長、体重、家族構成なども偽りなく申告します。
年収だけでなく資産額を開示している男性もいますよ。
結婚願望がわからない
もしマッチングアプリでステキな男性に出会えて交際に至ったとしても、その男性に本当に結婚願望があるかはわかりません。恋愛のみで終わってしまう怖さがあるのがマッチングアプリです。
2〜3年付き合って恋が終わったころには、あなたの婚活状況は厳しい立場に置かれるかもしれません。
結婚願望のない男性と付き合って、30代の貴重な数年間をムダにするのは本当にもったいないこと。初めから結婚相談所に入っていればもっと条件のいい男性を選べたのに…と後悔してほしくありません。
結婚相談所には1年以内に結婚したい男性が集まっています。時間を節約するために高い費用をかけ、真剣に婚活をしているのです。
無料〜月2,000円程度しかかからないマッチングアプリにいる男性とは、本気度がまったく違います。
結婚願望の強い男性とだけ出会うほうが、はるかに効率的ではないでしょうか。
結婚相談所に躊躇してしまう理由
結婚するためには結婚相談所に入るのが早いし効率的だとわかっていても、それでも入会を躊躇してしまう人もいるでしょう。
わたし自身もそうだったので気持ちはよくわかります。
結婚相談所への入会を決意できないあなたに向けて、結婚相談所の悪いイメージを払拭していきます。
- 費用が高い
- モテない人の集まり?
- 恥ずかしい
費用が高い
結婚相談所を躊躇してしまう最大の原因は、費用が高いことではないでしょうか。
結婚相談所の費用相場
- 入会金 10〜20万円
- 月会費 1〜2万円
- お見合い料 0〜1万円
- 成婚料 20〜30万円
一見高いと感じるかもしれません。
ですが結婚相談所に払うお金は、より良い人生を送るため、なりたい自分になるための投資と言えます。
有名大学に入るために予備校に通うこと、英語を話せるようになるために留学するのと同じ。
確かに予備校に入ったからといって有名大学に合格できるとは限りませんし、留学して英語が話せるからといって希望する職業に就けるとも限りません。でも確実に可能性が高まります。しかも独学よりも短期間で。
結婚相談所も同様で必ず結婚できるというわけではありません。しかし自分にぴったりな人と出会い、1年以内に結婚できる可能性はグンと高まるのです。
結婚相談所の会員たちは時間・効率・安心感にお金を払っています。下記のような事態を避けるためです。
- マッチングアプリや合コンなどで相手を探して、気づいたら35歳を過ぎていた
- 彼氏に結婚願望がなく、結婚してもらえなかった
- 彼氏の年収が低く安定しないので、結局別れてしまった
30歳を過ぎてこんな状況に陥るのは、正直時間のムダ。出産のタイムリミットを考えると、もったいなすぎる時間です。
過ぎた時間をお金で買うことは絶対にできません。けれど将来の時間をお金で買うことはできます。
モテない人の集まり?
結婚相談所はどうしてもネガティブなイメージがあります。「モテない人の集まり」「性格に難あり」「自力で結婚できない人が入る場所」など…
しかし実際はそんなことはありません。結婚相談所にいる男性は下記のような構成比になっています。
- モテる人・イケメン 10%
- 普通の人 70%
- 生理的にムリ・ブサメン 20%
よくよく考えてみると周りにいる男性は、結婚相談所に限らず上記のような構成比になっているのではないでしょうか。実生活においても、モテる人やルックスのいい人はほんの一握り。残り多数は普通の人です。
つまり結婚相談所だからモテない人が集まっているというわけではありません。
ただし結婚相談所にいる男性の特徴として、オクテで恋愛慣れしていない人が多いです。
ある程度恋愛してきた女性からすると、女性の扱いに慣れていない男性に対して面食らってしまうことがあるかもしれません。
一方で浮気の心配がなくまじめな性格なので、結婚向きと言えます。
恥ずかしい
結婚相談所に入るのを恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。「わたしって自力で結婚できないんだ」と自尊心やプライドが傷つくかもしれません。
しかし「結婚相談所は恥ずかしい」という価値観はもう古いです。コロナで人との関わりや出会いが減った結果、結婚相談所は「効率よく結婚相手を探せる場所」と世間の認識が変わってきました。
実際に、アプリでは非効率だとわかっている頭のいい人たちが結婚相談所に流れてきているのです。
ほぼすべての世代で入会者が激増しているのがわかります。顕著なのが20代で、2020年と比べて男性が約6倍、女性が約5倍に増えています。
新規入会者の中でも、20代がなんと約3割を占めています。
若い人ほど「恥ずかしい」という価値観が薄れてきている証拠です。
30代が「恥ずかしい」と入会を躊躇している間に、20代がどんどん流入し、今まさに好条件の男性をかっさらっている状態。
20代女性は婚活では圧倒的な強さを誇ります。30代になるとどんなに美人でも、20代と比較されると霞んでしまう。
例えば35歳男性(年収600万円)が、28歳女性と33歳女性からお見合いを申し込まれたとします。
どちらかを選ぶとしたら、28歳女性を選ぶ男性がほとんどです。
婚活は自分が選ぶだけでなく、相手からも選ばれる必要があります。常に自分以外のライバルと比較されているという意識を持たないといけません。
ライバルが強いところで戦うのはつらいです。これ以上20代が増えないうちに結婚相談所に入会するのが、有利に婚活を進める秘訣です。
まとめ 結婚相談所はまず初めに候補に入れよう
結婚相談所は婚活の「最後の砦」にはなり得ない理由は以下の3つ。
- 年齢重視
- スペック至上主義
- 成婚率は低い
結婚相談所は最終手段ではなく、まず初めに検討するべき婚活手段です。なぜなら男性が女性を選ぶとき、特に見ているのが年齢とルックスだからです。
婚活では1歳でも若いほうが有利。ルックスに自信がない人ならなおさら、1日でも若いうちに入会を検討しましょう。
年齢を重ねるほど、見た目がどんどん衰えていくのは必然です。
ルックスは不平等ですが、時間はあらゆる人に平等。若い時代は誰にでも平等にあります。
今という若い時間に本気で婚活をするか、マッチングアプリでムダな出会いを繰り返すかはあなた次第です。
30代後半になって、太っている、年齢より老けて見える、非正規雇用、実家暮らしなどの低スペックだとしたら、結婚相談所でもステキな男性を見つけることはかなり難しいでしょう。
若ければ若いほど、不利な条件を受け入れてもらえやすいです。スペックに自信がない人ほと、若いうちに結婚相談所に入会することをオススメします。